開発
パッケージベースの開発において,カスタマイズの範囲が争われるとともに,検収手続が完了していないながらもシステムの完成が認められた事例。
開発が完了したというためにはシステムが支障なく動作し,十分な性能を有するものである必要があるとしつつ,ドキュメント等が不十分でそれが認定できないとした事例。
確定した仕様どおりに開発されているか否かをもってシステムの完成は判断されるとし,ユーザテストの不具合が再現しないことや,ユーザの挙げる不具合はいずれも軽微なものであることから完成を認め,さらにはベンダ代表者が謝罪したことや調停で譲歩した事…
開発委託契約の性質(請負・準委任の区別)と,追加報酬請求の可否や範囲が問題となった事例。
不具合への対応がどこまで求められるかが問題となった事例。
弁護士が開発を委託したシステムの完成が争点となった事例。
大規模医療システムの導入プロジェクトが頓挫した場合におけるベンダ・ユーザの責任の所在・割合と損害の額等が問題となった事例。
ERPパッケージの導入プロジェクトが頓挫し,その責任の所在が争われた事例。
月単位,人単位で業務に従事させた契約の解釈が問題となった事例 事案の概要 ベンダXとユーザYは,平成23年5月31日,請負業務に関する基本契約(本件基本契約)を締結し,本件基本契約に基づく個別契約として,3回にわたって(合計代金420万円)が締結された…
調査契約,保守管理契約という2つの契約の法的性質(請負・準委任)が争われた事例。
多段階契約方式を採用するプロジェクトにおいて,後続工程にかかる契約が締結されなかった場合に,締結済み契約の値引き分を改めて請求できるかどうかが争われた事例(原審:東京地判平26.11.20(平25ワ11481))
既存システムからのデータ移行ができなかったことが債務不履行に該当するか否かが争われた事例。
ソーシャルゲームの開発中に退職した従業員らが,会社から開発頓挫の責任を追及された事例。
システム開発プロジェクトが頓挫したが,その原因がユーザ側の事情によるものであるとして,ユーザの損害賠償義務が認められた事例。
スマホアプリが完成といえるために必要な機能は,どこまでなのかが争点となった事例。
サービス期間中での解約における残期間分の料金支払義務の存否のほか,金額等の明示的な合意がない場合における業務委託契約の成否等が問題となった事例
多数の不具合が指摘されたものの,いずれも瑕疵にはあたらないとされた事例。
ユーザが主張する瑕疵の存在が認められなかった事例
ユーザに協力義務違反があって中途で作業が終了した場合におけるベンダからの請求額の考え方(民法536条2項の適用)。
発注者から追加で挙げられた要望の対応に関し,要望管理表に基づく工数と見積書から追加報酬請求が認められ,瑕疵修補に代わる損害賠償請求は除斥期間にかかったとした事例
開発の遅延がベンダのみにあるのか,ユーザにもあるのかが争われた事例。
賠償額は委託料を上限とするという条項の解釈が問題となった事例
開発が途中で停止したことの責任の所在と,その時点までの出来高の評価が問題となった事例。
注文者側の事情によりシステム開発が中止された場合における請負人からの反対給付請求の可否と,その額が問題となった事例。
開発・提供されたソフトウェアに関する契約の内容,性質が問題となった事例。
開発業務が中途終了し,ユーザから解除された場合において,代金支払済みの既履行分にまで契約解除の効力が及ぶかどうかが問題となった事例。
導入支援業務は完成したか,導入目的が契約上の義務となっていたか,超過期間分の報酬請求はできるか,パッケージの機能が不十分だったことは瑕疵となるか,といったことが争われた事例。
システムの完成及び瑕疵と,ベンダ・ユーザの責任割合等が争われた事例。
オフショア開発において,作業中・作業終了後に注文書の交付等が行われていること等から,黙示的に検査合格が認められるが瑕疵があるため減額されるとした事例。
開発を委託したシステムが開発しなかったとして,契約解除した場合において,分割検収の方法により,検収済,支払済の既払い金について返還を求められるかどうかが問題となった事例。