2017-01-01から1年間の記事一覧
マイクロソフト製品のプロダクトキーをインターネットを通じて販売した行為が商標権侵害に当たるかどうかが問われた事件。
いわゆるベネッセ事件の損害賠償請求訴訟の最高裁判決。
システム開発頓挫の責任が,仕様凍結の合意後も大量の追加仕様を要求し続けたなど,ユーザにある一方で,ベンダは,リスクの説明をするなど,PM義務の履行をしていたとされた事例。旭川地判平28.3.29(http://d.hatena.ne.jp/redips+law/20161103/1478099168…
パッケージベースの開発において,カスタマイズの範囲が争われるとともに,検収手続が完了していないながらもシステムの完成が認められた事例。
いわゆるベネッセ事件の刑事事件。原審(東京地立川支判平28.3.29)では,懲役3年6月が言い渡されたが,多くの認定の誤りが指摘され,量刑が軽くなった。
モールの運営者が,検索連動型広告に表示されることについて商標権侵害の責任を負うか否かが争われた事例。
顧客情報の持ち出しと名簿屋への販売行為について,不正競争防止法違反に問われた事例(刑事事件)。なお,本件は,控訴され,控訴審(東京高判平29.3.21)では量刑が変更されている。
(1)リツイート行為が著作権侵害に該当するか,(2)著作権侵害行為時ではなく当該アカウントの最新のログイン時の発信者情報の開示を求められるかどうかが争われた事例。
元同僚の残業代請求訴訟の証拠として用いる目的で,社内の情報を漏えいしたことについての責任と損害。
ライセンス管理情報を改変し,すべてのモジュールを使用可能にした場合における損害額が争われた事例。
開発が完了したというためにはシステムが支障なく動作し,十分な性能を有するものである必要があるとしつつ,ドキュメント等が不十分でそれが認定できないとした事例。
確定した仕様どおりに開発されているか否かをもってシステムの完成は判断されるとし,ユーザテストの不具合が再現しないことや,ユーザの挙げる不具合はいずれも軽微なものであることから完成を認め,さらにはベンダ代表者が謝罪したことや調停で譲歩した事…
他人のSNSアカウントになりすまして書き込みを行った行為について,権利侵害性が問題となった事案。
過去の逮捕歴が,検索エンジンの検索結果に表示されることについて,人格権侵害を理由に削除請求権を有するとして,仮の地位を定める仮処分決定を求めた事案。
取扱説明書の説明文とイラストの著作権侵害が争われた事例。
携帯電話の通信契約の解約金条項の有効性が問題となった事例(KDDI事件)。
開発委託契約の性質(請負・準委任の区別)と,追加報酬請求の可否や範囲が問題となった事例。